|
弥栄学園に通う主人公・漆野秀哉。
彼は普通の人間ではなく、人知れず学園の女学生たちから精気を奪って生きている異人である。
学生として生活しているのは吸精するのに都合がいいからに過ぎず、ひと通り精気を吸収しては学園を転々としていた。
そんなある日、主人公のクラスに転入生がやってくる。
その少女・九条棗から発せられる精気の質の違いから、主人公は退魔師か何かの類であると気付いた。
退魔師が追ってくるなど初めてで驚いたが、これは好都合とも言える。 ここは自分の支配するフィールドで地の利がある。
こちらの正体に気付いていないことから考えても、敵わないレベルの相手ではないだろう。
そして何より特別な力を持った女の持つ精気は、常人のそれと比べて遥かに上質。 久しく味わっていなかった上質の精気にそそられる……。
「返り討ちにし、その全てを俺のモノにしてやろう」
|