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篠塚真琴は少し背が低いけど、きわめて健全な男子学生だ。
人付き合いも苦手ではないし、勉強もスポーツもそれなりに得意。
そんなどこにでもいるような彼には、どこにも居ないぐらいに美人で自慢の姉がいる。
姉の名前は篠塚琴音。真琴にとっては自慢のお姉ちゃん。
子供の頃は少し病弱だった真琴に世話を焼きすぎたため、幼少期特有の異性への敵意から琴音を毛嫌いしたこともあったが、そんな真琴に対してもいつでも強い責任感と愛情で、優しく包み込んでくれた琴音のことを、いつしか真琴も姉として、そして女の子として好きになってしまっていた。
そんな二人が成長したある日、二人の父が海外転勤になり、二人を残して夫婦で海外に渡ってしまう。
既に互いを異性として意識し始めていた二人にとって、互いの欲望と願望は決壊してもおかしくない状況になる――かに思われた。
が、二人の叔母である綾香が代わりに二人の面倒を見てくれることに。
ホッと安堵すると同時に少々残念な気持ちにも襲われる二人だったが、平穏に日々を過ごしていた。
ところが、春の新学期を迎える頃、幼少の頃に引っ越して行った幼馴染の潤が再び街に戻ってくる。
潤は真琴にとって、琴音同様に自分を大切にしてくれる存在。
琴音にとっても、学年がひとつ上ということもあり、頼れる姉的存在。
そんな潤が帰ってきたことをきっかけに、真琴と琴音を取り囲む環境は大きく揺れはじめる。
潤からのアプローチはもちろん、クラスメイトの小山茜、その親友の花見沢乃絵留といった魅力的な少女たち、そして叔母である綾香も加わり、
いつのまにやら真琴を取り囲む女性達による"包囲網"ができあがってしまい、嬉しいやら悲しいやら。
琴音への愛情を貫き通し、無事?姉弟の壁を乗り越えられるのか!?
それはあなたの選択次第!
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