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真面目で優等生。そして、しっかり者の姉・舞。 いつもニコニコ、愛らしくて甘えん坊の妹・七菜しかし、その姉妹と主人公・四郎の間に血の繋がりはない。
ふたりは今から7年前、両親を亡くしたのをキッカケにできた義理の姉妹だった。
突然できた姉と妹、新しい家族に戸惑いを覚える四郎だったが、本当の息子のように優しく愛情を注いでくれる義母・桜のおかげで、徐々に新しい家族にうち解けていった。
それから数年―― 義理の父であった丈斗が事故死してしまう。突然の不幸に呆然とする四郎、そして姉妹。
しかし、桜は家族の大黒柱を失ったにも関わらず、気丈に振る舞い、家族を支えていく。
そして現在――血の繋がりはないけれど、四郎は3人の母娘とお互いに助け合いながら、家族として共に幸せな時間を営んできた。
だがある日、四郎は十河神社の神主を務める陸奥高富から、自分を引き取りたいという人物――叔母の最上佐和子を紹介される。
佐和子の提案を聞き、そして自分を大学へ入学させるために桜が仕事を増やすことを知った四郎は、悩んだ末に日向家から自立することを決めた。
そしてそのことを家族に告げると、七菜からは猛反対され、桜と舞も戸惑いを隠せない。
困り果てる四郎だったが、佐和子が改めて事情を説明し、自分も日向家で一緒に生活するという条件と共に、夏休みまでに答えを出すことが決められた。佐和子が呈示した期限は、夏休み開始までの約20日間――
それをキッカケに、少しずつ姉妹との関係に変化が現れてくる。 家族としての気持ちとは別の気持ち、秘めていた想い――
そして、家族愛から恋へ―― 恋から愛へ――姉でも妹でもない。 生涯を誓い合うパートナーとなった “彼女” と、互いの想い、存在を確かめ合うように、毎日のように身体を重ね、求め合い、情熱的に愛し合う。
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