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主人公・、梶浦工作はどこにでもいる普通の男子。 何をするにもやり気が湧かず、何事にも熱くなれない性格だった。
最近はアダルト系裏サイトにハマり、高額課金をして○○○・○○モノの動画にのめり込むぐらいだ。
そんなある日、主人公のもとへ一通のメールが届いた。
差出人は、人間牧場株式会社…… 主人公が見続けていた裏動画サイトの管理・運営会社の名前だ。
“○○○作品・○○化動画作品の、映像試写会&体験会参加のお知らせ” と題されたそれに、主人公は興奮しながらも、わずかに恐怖と戦慄を感じていた。
そして好奇心と欲望から、主人公は体験会への参加を決意する。
同好の士が集まったラブホテルでは、自慢げに性○○を見せびらかす男たちと、その過程を編集した映像作品が流れていた。
それは今までに何度も見た裏動画と同種のものであり、圧倒的なまでの本物感に満ちていた。 いや本物だった。
そこへ運営側の代表が現れ、主人公を含めた数人の初心者に説明を始める。
それによると――
参加者はそれぞれ持ち回りで身近な女性を巧みに○○○していき、その状況を収めた複数の動画を提出する。
それを人間牧場が作品として編集し、課金動画として配信、みんなで楽しむというものだった。
そしてその出来を投票によって決定し、相応の報奨金が支払われる。 人気の参加者・動画投稿者になると、1つの動画だけで100万以上を稼ぐらしい。
主人公は、感激していた。
金は欲しい。 同好の士の存在にも励まされた。 だが何よりも、同じ趣味の人間に評価されるというシステムに共感していた。
今までやりたいことも、真剣になれることも見つからなかったが、もしかしたら今日――、いや今……見つかったのかも知れない。
そう思った瞬間、主人公は身近にいるメスたちの、誰を狙うかを考え始めていた……。
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