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「見てください、お母様。街が、私達の街が燃えています」「どうしてこんなことに……あぁ、ごめんなさい。あなたが大切にしていた街、グリアが燃やされているのに、私は見ていることしか出来ないなんて……」母と娘と思われる美しい銀髪をした女性が館の窓から、街に火を放ち、領民から略奪を繰り返す様子を見つめる。わずか3日で同盟国から敵国になってしまった旧ゴラス王国の兵士達は、焼き討ちをしながら二人のいる館へと迫りつつあった。「お母様、私、怖いです」「大丈夫よ、ミーシャ。私が側にいるから」そっと娘を抱きしめながら答える銀髪の美しい女性の名は、『アルミナ・グロドヌイ』戦死した夫から緑豊かな地方都市グリアの領主を引き継いだ女性領主。アルミナに怯えながら寄り添う銀髪の少女の名は――『ミーシャ・グロドヌイ』母に負けない美しい容姿を持ったアルミナの一人娘。屋敷を包囲しつつあるゴラス革命軍に、アルミナは絶望の顔を浮かべる。このまま捕まるくらいならば、いっそここで娘と共に命を絶とう。死を覚悟したアルミナの前に、ミーシャの専属メイドを務めていたオリエが現れ、告げた。「地下通路を使って屋敷を離れ、私が用意した馬車で隣国、アルタニに向かいましょう」領民を見捨て、自分達だけ逃げることに躊躇うアルミナに、オリエは領主として街を復興する責務があること、そして母親として娘のミーシャを守らないといけないことを指摘。後ろ髪を引かれつつオリエの案内で地下水路を使い屋敷から脱出すると、3人は亡き夫の盟友であったレムナント・オルティア伯の領地、アルタニへと向かう。無事アルタニに落ち延び、旧知の間柄であるレムナント・オルティア伯こと、レムとの再会を果たす3人。九死に一生を得たアルミナ達3人はしばらくの間、レムの城『ヴェゼル城』で身を隠すことになる。優しく母性に満ちた性格と、美しい容姿に豊満で熟れた身体の持ち主――アルミナ。母譲りの美貌に可憐さ、そして若く瑞々しい持つアルミナの娘――ミーシャ。オリエンタルな黒髪にエルフ族の末裔である長い耳を持ち、元戦士らしい鍛えられた身体を持つメイド――オリエ。認めてはいけない好意、純粋に慕う気持ち、返さなければならない恩義。3人がレムに頂く想いは、温度差はあるもののすべて好意。飛び抜けた美貌と魅力的な肉体を持った女性3人と生活を共にするうちに、それぞれの距離は必然とばかりに近づき、心と身体を重ねていく。
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