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綺麗で優しくて一緒にいるだけでドキドキした僕の初恋の女性「天城里奈」。 
お互いに一人っ子だったこともあり、少し歳が離れてはいたけど、姉弟のように僕とりい姉は毎日を楽しく暮らしていた。 
そんなある日、二人でお風呂に入っていた時に、りい姉の綺麗な裸体に我慢出来なくなった僕は、りい姉に抱きつきながらずっと心の内に秘めていた想い、好きだという気持ちを言葉にして伝えてしまう。 
 僕の告白をきっかけに僕とりい姉の関係は変化し、どんなに仲のいい姉弟でも、しない行為に僕とりい姉は、のめり込んでいく。 
 誰にも言わないと約束した上で、放課後、仕事で帰宅が遅くなる両親の目を盗むように繰り返されるりい姉と二人だけのイケナイ遊び。 
この頃の僕は大好きなこの女性(ひと)……りい姉とと結婚する。そう信じて疑わなかった。 
けど、その夏に発生していた致死性の高い新しいウィルスの世界的流行により、りい姉のお父さんが経営していた会社『天城フーズ』が経営が急激に悪化。 
 会社の身売りと共に、りい姉は東京へと引っ越さなくてならなくなる。 
 『わたし、なぁ君の赤ちゃんが欲しい。赤ちゃんが出来れば、このまま、一緒に居られるかもしれないから』 
そう言って身体を重ねた翌日、りい姉は何も言わずに引っ越し、僕の前から姿を消してしまった。 
そして、瞬く間に月日は流れていき―― 
僕は東京にある日本で一二を争うレベルの霧島帝都大学……通称、帝大に合格。 
 父さんと母さんに一時の別れを告げ、大切な女性を探すために、日本の首都、東京へと向かうのだった。 
 
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