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主人公はエリート学校の生徒。 
エリートばかりが集まっている学校ではクラスメイト同士の交流がない。 
この学校では毎年7月に、1年生を対象にした野外学習を行う。 
その野外学習はクラス単位で行われ、 
 行き先は各クラスの学生たちの意見で決められる。 
 
 今日これから僕たちが行く場所は、竜ケ崎先生が決めた。 
 野外学習の行き先を決める話し合いで、誰もその意見を出さなかった。 
 僕もそうだ。前もって野外学習の実施場所を 
考えておくように言われてたけど、それを考えなかった。 
だって……そんなことに興味がないから。 
 野外学習なんて成績に関係ないこと、する必要ない。 
できれば参加を拒否したいぐらいだ。 
 
この学校は全国でも有名なエリート校で、 
 学生はみんな成績優秀者ばかり。 
そういう学校だから、入試に合格するのも大変だし、 
 入学したあとも気が抜けず、必死に勉強しなくちゃいけない。 
 勉強以外のことをする余裕なんてない。興味もない。 
この学校の学生はみんなそう思っている。 
 
 担任の竜ケ崎先生が行き先を決めたのは、 
ネイチャーキャンプ場だ。でもそこへ行ってみて皆驚いた。 
なんとそこは……ヌーディストキャンプ場だった! 
 学校行事なので取りやめる訳にもいかず、代わりのキャンプ場もない。 
 皆が裸で3泊4日のネイチャーキャンプをすることになった。 
 全裸の自然生活を体験することによって、他人に無関心だった生徒たちは……。 
 
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