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裕福な家で育ったヒロイン・喜多嶋瑞貴(きたじま みずき)に、父親の会社の経営悪化に伴って政略結婚の話が浮かび上がった。 
「卒業を待って、自分は歳の離れた男のもとへ嫁に行く……」 
人並みの恋愛も経験出来ず、また父の会社を家族で盛り立てていこうという夢もついえ寂しく思う瑞貴だったが、会社のために他に自分に出来ることなど何もない。 
今まで育ててくれた父のため、会社の従業員のため、弟のためと結婚を承諾し、せめて卒業まで、生徒会の仲間や友達と学園生活を楽しもうと決意する。 
 
だが、そんな涙ぐましい平和な日々も長くは続かなかった。 
ある日校門の前でガラの悪い男たちに拉致された瑞貴は、そのまま乱暴されてしまう。 
激しい凌辱の末にボロ雑巾のように捨てられて、打ちひしがれる瑞貴。 「警察に行こう」 という弟の言葉にも頷くことは出来なかった。 
「このことが公になったら、私の婚約は破棄されてしまう……!」 
そうなれば自分を頼ってくれる人たちを裏切ることになってしまうだろう。 それだけは絶対に避けなければならなかった。 
 
「自分が耐えればうまくいく」 そんな希望を打ち砕くかのように、瑞貴を襲う魔の手。 
婚約者にさえ未だ捧げていなかった純潔は望まぬ形で奪われ、やがて身体の中も外も、男たちの白濁した欲望で汚されていく。 
 
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