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主人公・達也は、以前学校でクラスぐるみのイジメにあったことがきっかけになり、現在は登校拒否のひきこもり状態になってしまっていた。
しかし母親や教師をはじめ、周囲の人間たちはいじめられていた達也に手を差しのべることはせず、それどころか問題が大きくならないよう自己保身に終始してしまう。
そんな大人たちの態度が追い詰められていた達也の精神に更に拍車をかけて、達也は人間不信にまでおちいってしまう。
ただ一人、幼馴染のお姉さんのような存在であるひなたを除いては。
ひきこもりになってしまった達也に対しても以前と変わらず、いやそれ以上に親身に世話を焼いてくれるひなたにだけは達也も心を開き、唯一の心の拠り所になっていた。
そうして、ひきこもりという後ろめたい生活ながらも、ひなたの存在のおかげでなんとか日々を過ごしていた達也だったが、ひょんなことから自らのいじめの主***格であったクラスメイトの張本とひなたの出会いを許してしまう。
その日から、達也とひなた、二人の関係がゆっくりと狂いはじめていく。
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